初めて前職時代の話
私が新入社員だったときの部長は、私が最も尊敬する師匠ですが
すんごいおっかない人でした
(今でもたぶん目を見れません)
私も生意気だったので、しょっちゅう怒られていました
そして、ある一時からなんか知らないけど私の事だけを
やたらと怒るようになりだし
挨拶の仕方からお客様カードの書き方や
報告の仕方まで
それこそもう営業の事だけでなく、休日の過ごし方から
考え方まで、それはもう細かい所まで怒られ続けました
「逃げちゃおうかな」と何度も思っていました
でも逃げても、きっと自分の負けを思い知るだけなんだろうと思い
何とか耐えて一年ほど(マジで続きました)経った頃
もうやる事なす事駄目だしされるわけですから
自信もすっかり無くなっていて元気もない
そんなある日、部長にお客の報告をすると(凄い嫌)
今でも覚えています
「佐々木さん」というお客様の報告です
「どうせまた聞き手の気持ちがどうのとか、お客の心がどうのとか言って
怒られるんだろうなあ・・・」なんて思っていると
案の定「おい!」(もう怒ってるっぽい)
そして、私の顔をまっすぐ見て一言
「よく進んでるな(契約に至る経緯)」
「へ・・・・?」
「うまくいってるなって
言ってるんだ!(怒)」
「ああああ 有難うございます!!」
一生忘れない一言です
その後、何年か経って
私がその以前の上司と会う事になった時に
(そのときその上司は別の会社の社長)
師匠はその時の事を話してくれました
「あの時は、いつもお前のことばかり考えてたよ」
「中村をどう育てるかってな、お前は本当に手間が掛かったよ」
その時はじめて気が付きました
一人の人間を一人前にするのに
どれほどの労力と責任が伴うのかを
全ての仕事には、魂が宿っている
だから、いい加減な気持ちで仕事に臨んではいけない
そんな事を教えてくれたのは、師匠だけでした
今は私も人に教える立場についています
だからこそ、真剣に向かい合う気持ちを忘れない
それこそが自分のルールなのです
02 | 2025/03 | 04 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |